エデン日和

現役ライターが、普段書けない駄文を徹底的に公開するブログ

超訳・おもしろきこともなき世をおもしろく

「おもしろきこともなき世をおもしろく」

 

幕末の志士・高杉晋作の句です。辞世の歌とも言われますが、最近では否定する研究もあります。

 

この句、10代のころに出会ったときは、「とにかく楽しめばいいじゃん?」みたいな軽いノリなのかと思っていました。そもそも受験で問われることもないし、それ以上深く考えずに通り過ぎていった句です。

 

しかし、今この句をよむと、いろいろと考えさせられます。今では以下のように解釈するようになりました。

 

おもしろきこともなき世=景気が良くならない。出世しない。毎日会社と家の往復で終わる。休日は寝てばかり。金もない。彼女もいない。YouTubeばかり見て終わり。

 

おもしろく=国や会社に文句を言ったってなにも変わらない。変わるのは自分だ。面白く生きようじゃないか。とにかく毎日を全力で生きろ。

 

この解釈、ほぼ自分の中では腑に落ちています。幕末のころは身分すら固定されていて、ほとんどの下級武士は一生、下級武士(例外あり)。異国も迫ってきているし、先が見えない世の中でした。しかも長州は「朝敵」にされています。これはお国存亡の危機。そんな状況で高杉が思ったのは、とにかく全力で生きるという熱い執念なのではないかと。だから生き急ぐように幕末を疾走していったのでしょう。

 

この句、今の時代でも十分通用します。皆々様方、9月以降も、おもしろく生きようじゃありませんか。