エデン日和

現役ライターが、普段書けない駄文を徹底的に公開するブログ

ものごとの捉え方のクセを変えていく訓練のススメ(ABC理論)

ABC理論というものがある。これは端的に言えば、「A(様々な出来事)」が必ず同じ「C(結果)」をもたらすのではなく、「B(あなたが、どう捉えたか)」で大きく「C(結果)」は異なってくる、というもの(下記リンク先参照)。

 

physioapproach.com

 

例えば職場に配属された新入社員Xくんを例に考えてみる。

 

上司から資料作成を頼まれたXくん。時間をかけて丁寧に資料を作成した。しかし、上司からは「全然駄目だ!」と怒られてしまう。

 

この時、Xくんが「ああ、自分は資料作成もできないのか。社会人失格だ」と思ってしまうと、仕事へのモチベーションが下がり、精神的にも落ち込んでしまう。最悪の場合、数日間寝込んでしまう…なんてこともありえる。

 

しかし、怒られた後、Xくんが「ちくしょう。次はもっとクオリティの高い資料を作成してみせる」と思ったらどうだろうか。怒られるということは「期待されている」ということと考え、先輩社員に相談するなどして上司の期待に応えようと努力する。結果として新入社員としてはクオリティの高い資料ができ、上司から褒められ、自信につながっていく。

 

どちらも「自分の能力のなさ」を自覚しているが、前者と後者の違いは、後者が「これは上司に期待されている」と認識している点である。叱られるということをポジティブに捉えているのだ。この違いはほんの少しの認識の差であるが、後者のように考えられるか否かは、その後の仕事人生で大きな差になって現れてくる。

 

そもそも怒られるという行為に対して前向きになれるかどうかは、そこまでの人生の影響が大きい。私自身ネガティブ思考だが、ネガティブな捉え方がクセになっていると、どうしてもマイナスなほうに認識がいきがちである。褒められても「でも、これはたまたま出来ただけであって、本来の実力ではない」と思ってしまうくらいだ。そのような認知のゆがみがある場合、ポジティブな発想はまったく思いつかない。「怒られる=期待されている」なんて思考には絶対に至らないのである。

 

私はこの認知のゆがみを矯正すべく、様々な本を読んだり、専門家に相談したりしてきた。ゆがみを矯正できたのは30歳になってからだと思う。つまり、社会人8年目にして、ようやくマイナス思考の呪縛から解放されたのである(いまも精神的に落ちてくると、マイナス思考に襲われることもあるが)。

 

ゆがみを矯正できたきっかけは、とにかくノートにいまの気持ちを書き出すことである。どんなことでもいい。街角で自分を笑う声が聞こえたとか、何の根拠もないことでも良い。思い付いたら、それをノートに書き出してみる。「街角で笑われた」と書いたら(そもそも笑われることなどありえないが)、それを客観視してみる。そうすると、「そんなことあるわけない」と思えるようになってくる。そうして、認知のゆがみを取り除いていくのである。

 

このようにノートに書く習慣をつけると、

「転職回数が多い→でも転職のたびに年収が上がっているので、市場価値は上がっている」

「地方に転勤になった→でも週末は山や海にドライブできる」

「残業代が出なくなった→でも副業で稼ぐチャンスがきた」

というように、ポジティブな思考に変換していくことが可能になる。

 

この、ノートにメモ書きしていく方法は本当に役立つので、ぜひ実践してみてはいかがだろうか?