エデン日和

現役ライターが、普段書けない駄文を徹底的に公開するブログ

書評:残酷すぎる成功法則(エリック・バーカー)

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大変面白い本だった。エリック・バーカー・著、橘玲・監訳の『残酷すぎる成功法則』だ。一般的に言われている「成功者は優秀」「成功者は社交的」「成功者は健康」のような類の法則を、科学のチカラでバッサリ一刀両断。最新科学によれば、「成功者は普遍的」「成功者は嫌われ者」なのだという。

この本のテーマは、主張にはエビデンス(証拠)が必要だというものである。科学の世界の考え方を、自己啓発に持ち込んだわけだ。実際に目次のなかのいくつかを見てみよう。

 

・親切な人はこれだけ損をする!残酷な統計

・ギャンブルで「理論的に」勝つたった一つの方法

エビデンスからわかる最強の対人ルール

・「やり抜く力」は本当に必要?

・「退屈」をなくせは「努力」は必要なくなる

引き寄せの法則が脳におよぼす悪影響と現実を本当に変える方法

 

もうこれだけ見ただけでもワクワクしてくる。

 

本書によれば、カーネギーの『人を動かす』やスティーブン・コヴィーの『7つの習慣』といった名だたる名著も、科学的に証明できるという。自己啓発は、単にある人物の試行錯誤の結果なのではない。すべて科学的根拠があるのである。

 

事実、参考文献のページだけで30ページ近くある。あらゆる文献をもとにして書かれているのがわかるだろう。本書は1回読んで終わり、というのはもったいない。少なくとも2~3周して読みたい本である。